うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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水中あやめ
音に聞く高師の濱もまだ見ぬになど袖濡れて乾かざりける
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鹿男あほでよし
五十キロ道路を四十七キロで走り続けるみたいなデート
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芳立
恋するはたやすしとこそうたふなれのちの障りをはからぬ恋は
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リンダ
愛知から愛媛も海に支えられ想いを乗せた波が漂う
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浅草大将
偽りの天使なのだと知った日は君の白衣に血がひとしづく
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山桃
足止めて夜の妖しに聞き入れば鯉の尾ひしと水面打つらし
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ほたる
「しょうがないなぁ、じゃあボトルもう一本」しょうがないのはあなたのせいでしょ
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詠み人知らず
好きじゃけえ たった一言に万感の想いあふるる涙もつたう
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リンゴ
眠れぬ夜、動き始める脳みそはソクラテスより哲学者。
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リンゴ
生きるのは簡単そうで難しい。短歌詠むのも同じことだね。
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きりあ
丸焼きの魚の姿今朝の雪ここにはまだまだ春は来ない
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紫苑
訛なきことばを話すさびしみよ吾を冷たしと言ふひとありて
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田中ましろ
やぶられたノートはきっと知っているやさしさという暴力のこと
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トーヤ
毎朝の密かな楽しみ消えていく広告欄の新刊案内
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紫苑
はなびらのくれなひに染むひと夜あらば浅茅生の宿にいのち果つるとも
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トーヤ
「そういえばこれにも出てたね」食卓に並んでいるのはカップラーメン
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トーヤ
行き帰り安全確認しながらも探してしまう今日会いたくて
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只野ハル
遠ざかり急ぎ去りゆく星々はレッドシフトの黄昏の中
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トーヤ
十桁の二が並ぶ日もいつか来る僕はいないし、君もいないが
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武谷有人
押入れのほこりまみれのアルバムに ほんとのわたしは眠っています
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