うたの一覧
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島祝
貴しのもとが衣にあるならばいざ額突かむ玉蟲樣ぞ
8
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葉月きらら☆
ただ過ぎてゆくだけの人 言い聞かせ恋はしないと決めていたのに
5
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浅草大将
世の冬に未だつぼみは固くともあす春の陽に花と咲きなむ
16
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光源氏
これやこの光源氏の謌がたりなぐさみをだに与へんと思ふ
14
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只野ハル
スローバラードでヘルプを唄う老人の枯れた声夜に消えて
3
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リンゴ
さて今日は鏡の中に住むヒトになんと慰め前に進むか
2
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鈴桜
いくばくの道さえ見えぬ谷間にて光のあるを気付かぬままに
2
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只野ハル
しゃがみ込み庭の草引く休日の冷たい午後に手袋もせず
10
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佐々一竹
石畳かそけき雨に濡れそぼる神楽坂下樟が立つ
7
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杏子
幸せの裏に 潜みし 不幸せ逆もありなん 奇っ怪至極
4
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佐々一竹
冴え返る朝は言葉も少なくて我ら倦怠期を漂いぬ
5
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杏子
置かれてる 環境を今 幸せと感ずる心 あの頃は なくて
4
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浅草大将
巖間より昇る朝日の玉くしげふたみの浦にあけてこそ見め
9
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葉月きらら☆
過ぎてゆくだけの人だと思ってた人を隣に感じて四年
16
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紫苑
うつしよと永遠のあはいを転びゐるガラスの玉に何ぞ映らむ
9
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有為
たて書きの峰より落つる滝の音のけふのまことはいづこにか宿る
4
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紫苑
教はりしままに手入れをせし薔薇のつぼみ結ぶを見るぞうれしき
8
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有為
闇ならば闇をつらぬけ。ひたひたと首すじをふきおろす気配の
3
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田中ましろ
ポケットの幸せをサルベージするにはありふれている愛の歌
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田中ましろ
他人しかいない電車で見る夢は無数の孤独を連ねて 線に
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