うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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ななかまど
初めてのエスカレーター乗るときの気持ちはサクラマスのごとくに
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一秋
雪纒う冬のシクラメン寒空に含羞に似た薄紅灯り
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びわ
チョコレート机の上にリボン掛け家内の気持ち甘く漂い
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中康
スマホ見る 時間長きは いつからか時代は変わり 時逆らえず
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中康
本庄で 名高きメジロ 梅ジロー寒波戻りて 巣ごもり休暇
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舞
「雪降るね」「あぁ積もるかな」何気ない 相づちで足る 静か二人夜
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茂作
咲き誇る薔薇のなかのひと房の 花の落つるを驚きて見る
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空豆
スパゲティ高菜明太のおいしさに気付かなかったひとりでいたら
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ゆきみや
店先で一足先に春感じ マグカップには桜を浮かべ
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横井 信
また来ると寒波の声にポケットのカイロも尽きて冴える星空
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継海
飛び跳ねて道辺に遊ぶセキレイも田まで押される一陣の風
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うすべに
ふたたびの冬将軍のさきぶれと 陽ざしきれぎれ雲急ぐ空
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わかばみち
一律に家族のおやつ吾があげたチョコも夫がもらったチョコも
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海野 冬雪
宇宙まであと少しかな冬散歩 身は冷たくても、ほほに温もり
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積 緋露雪
須彌山と見立つ富士山孤絶せし笠雲被り飄然とあり
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積 緋露雪
此の世との隔絶深し富士山は雲海の上宙に浮きつあり
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兎桃
西方に寝待ちの月の残りたる朝に騒がし鵯の群れ
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ななかまど
古希すぎて思うは今が七合目あるいはもしや九合目かと
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痴光山
辻往けば矯め尽くされたる小梅の木 こぶしの先に紅滲む
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さえね
小夜時雨ものともせずに赤薔薇は君の帰りを待っているから
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