うたの一覧
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音蔵 雅秀
裏に見ゆアパートに来る介護タクシー いつかわが身の思い打ち消す
1
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茶色
風に乗り沸き立つ声を聞きながら思い出浸る体育祭かな
2
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横井 信
パワフルなエンジン音を響かせて貨物列車の運ぶ秋の実
11
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恵雪
未だ暑さ孕む風に抗ふや紅紫の秋ぞ山萩萌ゆる
11
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沢瀉
露草の青にも勝る面差しで 時期はまだかと遠雷に問う
1
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茶色
赤萩の咲く小径ですれ違い触れてこぼれる花弁の行方
6
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茶色
時季外れ暑い中咲く萩の花枝をしならせ秋を呼び込む
3
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海野 冬雪
逆点を喰らって背にするスタジアムぼくが負けた訳じゃないのに
3
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天野まどか
まだ来ぬと背伸びしている子らもいて休み始まる到着ロビー
2
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天野まどか
夕暮れの日陰に咲いた白花のごとく薄れる悲しい記憶
2
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仙人の弟子
日傘差しツクツクボウシ聞きながら秋の訪れ神社に祈る
8
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うすべに
空すんで夕焼けはもう秋の色 暑さにあわぬ立ち待ちの月
7
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兎桃
転がりし蛇の子やがて贄となり数多の命救ひたるべし
2
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痴光山
樹々覆ひたる猛々しき葛巻は ことごとく花穂を並め秋の顔
3
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滝川昌之
果実酒のようにするりと腑に落ちる友の言葉はそんな感じだ
15
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ななかまど
温暖化進みておればいつしらに暑き季節は彼岸過ぎまで
12
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へし切
秋津洲やまとの国の秋はまだ夏の終わりの遠雷を聞く
14
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笹舟
爪を染む色を紅葉に彩りて 手繰り寄せたき秋の袖口
8
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舞
夜衣を返してぞ着る黄泉へ入り魂は恋しきひとの褥へ
6
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び わ
足もつれ転倒により腕に怪我コスモス吾にもう大丈夫
2
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