うたの一覧
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浅草大将
漸くに色づきそめし街路樹の葉の間に見れば冬を待つ空
13
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光源氏
宵闇にしぐるひそみはのぞこるも宿りの月をまねく袖かな
12
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只野ハル
酔っちゃえば寄っちゃうわになるなんて思わないでねまだ君に酔ってないから
2
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聴雨
ひとひらの花がその身を散らすごと夢に落ちたきひとり寝の夜半
19
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聴雨
寝ねがての雨に流れし十三夜こころならずも片月見かな
14
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只野ハル
予報通り降り出した雨振り向かず遠ざかる君の後ろ姿
5
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浅草大将
点々と街燈つづく夜の底道ひとすぢに白くつらぬく
13
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飯田彩乃
他人のものなれば触れてはならぬゆえ横顔に惑う唇のゆめ
5
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かなこってぃ
きれいごとなんてハナから信じないすべてを箱に詰めたがるひと
6
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只野ハル
林間で交響楽を振りたくて百万本の薔薇を買う夢
4
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只野ハル
知ることの叶わぬ君は遠ざかるマルチバースのどれかに居る
2
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只野ハル
リアルなメールに手書きで載せた君への思いが伝わるように
2
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水島寒月
夕暮れてひとひら落とす珊瑚樹の枯れ葉の音ぞ大きかりける
3
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薫智
水たまりはしゃぎ飛び込む姪を見て失っていた自分を見てた
10
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水島寒月
コツプ酒呷りて今宵缶詰のさば崩しをり立ち飮みの家
4
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薫智
郷里での訛った会話落ち着いて安心感に包まれている
6
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詠み人知らず
プランターの黒米の稲穂刈り取りて十粒の種に千粒の喜び
12
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浅草大将
流離の身もおいらせに散る紅葉末を思へばうみばかりなり
12
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垂々
デジャヴなの?背中にかいたツ・ヨ・ガ・リを痒がりながら微笑む朝は
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伊藤透雪
月讀の瞳おぼろな 秋の夜に 枯れる我が身を晒すは羞し
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