うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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光源氏
佐保川の囲ひをまもる番条の駈けし軍馬は影となりけり
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詠み人知らず
水仙も椿も木瓜も皆開きけふ曼荼羅を描く花畑
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詠み人知らず
その影に生死の定めはしばし置き時をも忘れ見る桜かな
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詠み人知らず
おぼほしく夢をや見らむ白波の桜枝ゆれる空の海境
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光源氏
君をだに我がしきたへの手枕に來むとし待たばひとり濡るるべし
7
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薫智
研ぎ澄ます弱い僕でもひとひらの勇気は捨てず曇らせぬよう
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薫智
好きという想いの渦で溺れてくもがいてうまく息ができない
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薫智
切なくてただ苦しくて会いたくて言葉がつまる彷徨う想い
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れい
春風に背中を押され地球から飛び出すくらいブランコを漕ぐ
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光源氏
春の雨妹瀬の山にそぼ降るに別れを惜しむ夜の語らひ
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さる
新しい制服を着たわが孫はわがネクタイでカメラに向かふ
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おおみはじめ
おもしろい歌を読むコツ教えてと新解さんにたずねてみたい
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あんて
もうすぐさ、もうすぐ眠るよ だから今、話したいんだ少しでいいから
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横雲
夕桜濡るるたびごといろ増せり弥生の空の花染めの袖
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横雲
脱ぎ架けし後の形見の花衣弥生のけふの空ぞかなしき
7
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横雲
曙のみ吉野の山分け入りぬ弥生の空に花の横雲
7
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横雲
咲く花に思ひ留むや捨つべきや弥生の空の移ろひやすく
5
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孜君子
被災地の 春よ早くと 祈りつつ タガヤサンにて 数珠つくりぬ
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みみ松
年老いた姑捨てた鬼嫁と刻印押され牛歩する我
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詠み人知らず
魚の尾鰭を曳き千切り烟草に詰めし水の香に澱む秘戯の煙を吐く
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