うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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笑能子
人の振り遠目に見ては心する立ち回るでなくただ抑え目に
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なや
ずるい、とかいや、とか呪文をかけるのは 君に甘えた猫になるため
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なや
キスマーク 君のうなじにつけるため 毎晩自分のひざを吸ってる
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なや
二の腕に散った赤花の正体は きみにつけたいマークの練習
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春蛍
豪州の夏風受けしわが身かな大願胸に通う学びや
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春蛍
片恋ひの紅葉赤々燃えれども木枯らし吹きて褪めて散りゆく
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春蛍
蝉の声 塩田の峠越え行けば暑さにしみる冷やし甘酒
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春蛍
来年のわが身の進路考えて眠れぬ夜は胸ぞ重たし
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春蛍
通勤の夏の暑さで思い出す無垢な気持ちのあの夏休み
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石川順一
思い出は化石の様に現れて硬直気味の我をほぐせり
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赤橙黄緑
「今夜だけ一緒に居て」と言えなくて、言わなくってもやってくる朝
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たつかわ梨凰
夜気にただ止むこと知らぬ蝉時雨浴びし素肌はひと夏を狂いぬ
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れいこ
節電で暗き夜道に風鈴の音のみ響く今年の夏は
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ほたる
板チョコに残る前歯の形まで大好きな人は掬えぬ金魚
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れいこ
揺れて波襲いし大和より挑む咲けよなでしこドイツの芝に
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三沢左右
四方の海千尋はるかに日の差して貴なる人のみかげしのはゆ
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三沢左右
天秤にごろり２つのフルーツはみずみずしさで釣り合っている
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三沢左右
曇りの日、クローゼットの服総て焼き捨てたなら明日の日は晴れ
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れいこ
これはまだ地震ではなく余震かと金曜に揺れ来るたび思う
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元円
焼き尽くす炎にも似た紅のカンナの花が夏風に舞う
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