うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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痴光山
「深夜便」でタクシー運転手からの文 いま赤信号見るや吾は床のなか
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ななかまど
さみしさを悟られぬよう下を向く待雪草の白いため息
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へし切
風光る春を告ぐるや梅の花 色をも香をも知る人ぞ知る
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茂作
鶯のおぼつかなくも鳴きいでし 梅のさかりの葛飾の里
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中康
静けさに 茶の音たてず 独り飲む齢百まで かなわぬ者あり
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中康
懐かしき 昔話の 笑い声苦労棚上げ 桜咲く待つ
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継海
広告の白セーターにコメントのスペル写せばロゴ入りとなり
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Aquarius
トラマーのエレクトリックステミュラス脆く小洒落た部分に出づる
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舞
蕗の葉の家に棲む神祝祭す福寿草咲く啓蟄の頃
5
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Aquarius
親戚の最後の一人帰路に着き一人足りないことに気がつく
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びわ
君子欄大きなつぼみあちこちに家内が育て期待にそって
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Chico
新夜に廻る定めと覺ゆれば鷄鳴きて 星 散りぬべし
9
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Chico
新世に還る命と慰むる鵺鳥鳴かば 花 散りぬめり
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Chico
統め神も消ぬるがごとき常闇に 一子侘助 くきやかに祈む
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横井 信
トラックの荷台で跳ねる春の陽をそっと連れてく海辺の田んぼ
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さいおん
敷栲 枕片去 射干玉 寒此夜毛 紐解吾者
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さいおん
東風吹者 春僻来可 青丹吉 平城之大野 雨者雖零
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Aquarius
劇的雨むらさき雨情夜の雨遣らずの雨に大阪しぐれ
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恣翁
隣家の爪弾く琴に 交へたる 春雨の音を聴ける午後かな
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さとる
あでやかに 咲う紅梅 空青し 高く響けや 鶯の歌
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