うたの一覧
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しまじま
人のみを 口にしおのれ 顧みず ウマ合いてしか 充たされざるや
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しまじま
もやの中ちょっと姿は見えずともあわれなるかなうつつなるかな
2
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しまじま
見るからに熟熟にやや腐りたり据え膳なるも食いること無し
1
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詩月恵
変わらない優しい声にほっとするやっぱり君がまだ好きみたい
11
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栞
携帯のカメラを向けて風景を切り取ればきみが心に浮かぶ
8
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九十九里朝臣胤氏
電源の 落ちたその時 安らぎの 氣持になるは いかがあるらむ
1
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九十九里朝臣胤氏
今至る やり取りを見て この日より これより先の 行く末を見む
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九十九里朝臣胤氏
電話せむ 氣持あれども 確認の メール無ければ いかにせむかは
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螢子
両の掌で掬ひし水が指間から垂るる滴に虹生まれたり
26
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舞
拒みつつ与える君の乳房には温もりのあり苦しみのあり
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ケンイチ
窓際に並べし麦酒瓶に透くまろきひかりに街路は遥けし
14
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千巻
野分にば蔓をとられし朝顔の地べたに咲ける青やいじらし
7
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ケンイチ
旅ゆかぬ日の気まぐれに手にとりてみし啄木にしたしみ初むる
10
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さささささ
兄嫁と母との会話聞いてるとなぜだか私がひやひやします
2
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詠み人知らず
咳一つ、独りの夜に友は無し凍える部屋にまた一つ咳
11
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みつば
口内炎、またできました。薬塗る。わたし、どうやら生きたいらしい。
2
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みつば
鈴虫に生まれたかった 同じ「なく」なら誰かの役に立ちたい
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浅草大将
尋ぬればむかしの春の跡もなくただ秋かぜのやま吹のさと
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栞
目に肌に心にやさしい空の青、ゆるりと流れる秋色の風
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栞
肌寒い夜が部屋へと流れ込みひとりがくっきり浮かび上がって
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