うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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紫苑
硝子砂もて描かれし魚の尾のそよぎて涼し花瓶のはだえ
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薫智
会いたいと願ってたのにそっけない返事をしてたそうじゃないのに
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舞
稲穂垂れ修羅微笑えむか 大空を見上げる農夫独り田にあり
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まるえふ
八方に手足伸ばして根回して八方丸くおさまりゃヨシと
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紫乃
赤蜻蛉 君には何が見えてるの昨日の涙 明日の笑顔
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紫乃
快晴に鳴く夏蝉に劣らない皆の千声は有り難きかな
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詠み人知らず
「嘘をつくあなたが嫌い」と嘘を言う 困った顔も 大好きだから
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詠み人知らず
知らぬ間に 堕ちていたのは 君の瞳の 真ん中にある 恋という場所
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恣翁
田村麻呂の 墓を訪ねて 下り行く 山科川に 曼珠沙華咲く
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冬野 凪
向日葵を刈り取つてしまへ継母の云ひつけ従ひしあの夏の匂ひ
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冬野 凪
果樹園に妻を埋めたと自供する鈴なりの桃は何も語らぬ
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冬野 凪
溜め池に子どもが落ちたと連絡あり草いきれの真夏の夢よ
1
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冬野 凪
月光のアナスタシアよ薔薇園でかくれんぼする亡霊ペンギン
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冬野 凪
八月の身体の火照りを感じつつ抑へきれない皮膚の爛れよ
1
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しまじま
あわれなり 生まれながらに やまいあり おわしますれば いとあらざるや
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しまじま
川に落ち 一葉浮きけり くるくると よどみの渦に 遊ばれけりや
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芳立
幼子は習はぬ文字を掲げをりナハツリーベンヴィアデントイフェル
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京
煙突のけむりと雲の区別がつくようになってしまって泣いた
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葵の助
舌？心？脳？どこに足りないのかが分からないけど砂糖が欲しい
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芳立
法師蝉たれのゆくへを思ひつつ七日七日を鳴きや継ぐらむ
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