うたの一覧
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滝川昌之
カピバラに ほっこり顔を習ったねスーパー銭湯 出てくる家族
14
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御宿川蝉
年明けて まづ咲く蝋梅の花の 青空に燃ゆ 黄金の色
11
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へし切
ぼんやりと ぼんやりとして過ぎてゆく 愛ほしきかな 僕の一日
14
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桜田 武
年明けて数多死す無謀の戦新年祝うはずの若人が
10
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桜田 武
孫の財布覗けば一万円札眼に沁みて感ずる貨幣の価値
5
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桜田 武
来る年の幸思い手を合わせればともし火応えかすかに揺れる
6
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なりあきら
梓弓 引いて春雨 降る朝に 羽根震わせて ひよどりが飛ぶ
9
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虹岡思惟造
暮れなずむ矢切の渡しの川向う街の灯りの連なるを見る
7
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虹岡思惟造
雲居なす遠く遥かな空高み鳥は渡りぬ気流捉えて
10
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舞
北国の静かに響く冬のうた雪を踏む音雪積もる音
8
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詠み人知らず
孤独とふ愁いにあらず静けさのたおやかなれる熱きたましひ
9
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び わ
風強し帽子押さえて下を向きひたすら歩く我が家目指して
5
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茂作
風凍り針立ち上がる霜柱 輝きて消ゆ人も見ぬ間に
12
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Aquarius
大の字に寝るのがいつか怖くなり見つからぬよう背中丸めて
2
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Aquarius
気に入った前の車について行くつかず離れずなつかれぬよう
4
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KEN
瀬々急ぐ 花ひとひらと 見せかけて 雲を照さむ 冬の夜の月
9
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夕夏
しっぽふるいぬよりねこがすきというてんきんぞくのこどものほんね
3
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横井 信
街角でぽつんとひとり春を待つビルの狭間の風が冷たい
13
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あけぼの
おもひ馳せ久しう空を眺むればからす帰らむ秋のゆふぐれ
8
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夕夏
たいへいようをにぶんするはっそうをていじするくにちつじょまもらず
3
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