うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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茂作
人棲まぬ家にも春の訪れて 辛夷の花は咲きて散りけり
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ひな ろくろう
靴をさがしに街に出たがドンキーで止める西友はもつと遠い
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横井 信
春の日の強い陽射しに青空の下弦の月は淡くなりゆく
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久迷仙人
桃色の片手ミトンが風に搖れ黄昏時の川邊のフェンス
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杜鵑草
盛りとて呻吟ひそ鳴きそ戀ふる猫 涙にくるる我な笑ひそ
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グラッセ
ひらひらと 早く会いたい 梅模樣吹き込む風は 春の訪れ
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萱斎院
うぐひすにめさむひとり寝たれや知る なみだの川の流るる音と
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里香
何となく 気に食わないので 裏返す 父からもらった詩集の表紙
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灰色猫
迷ひ込み手に止まりたる白き蛾のシルクのやうな毛並み美し
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里香
じゅうはっさい 家族会議は 金の事 冗談交えて 話し合う宵
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千葉 甫
眼のように光る灯影の映えていて私を見つめる机上の眼鏡
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行宮偏（仮之名）
きみたちりんごオレンジももマンゴー、紅茶と後パラチノースだね
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行宮偏（仮之名）
かつて見たような着色でひょっとしたまさか再び見えようとは
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行宮偏（仮之名）
ストロボの残影だけど網膜を刺激したのは水中だった
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行宮偏（仮之名）
デュオながら対比グレープフルーツはライチの陰でアンビエントを
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行宮偏（仮之名）
ごろごろと漫ろ不穏なキャニスター今宵パラチノ大宴会かや
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夕夏
たいがんではっせられたるかんこくのさいごにうたうぜんしょをのぞむ
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灰色猫
行儀よく全体的にジャイアンのような子供に会釈をされる
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鞘森天十里
きらきらし袴姿の乙女らは寂しさ埋めて明日へ闊歩す
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灰色猫
透明で全体的に晴れやかなわたしではない一行の詩
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