うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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茂作
のどかにも車手押して散歩する 媼の背中に小春日のあり
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ブー太郎
幸村の最期に祈る死なないで 過ぎた歴史は変えざらんけり
1
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横井 信
ひと月はしずかに過ぎて冷え込んだ朝のひかりのレールに跳ねる
5
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わかばみち
淡々と接客をする若者の目尻が笑むと仄かに嬉し
5
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継海
寂しきは大往生と人の言ふ障子灯りが洩れ来る深夜
5
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うすべに
貼りついて土手道あかく草もみじ 風に向かって飛ぶ鳥の影
7
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異常者
ソファーにてスマホ見続け眩む目を押さえひたすらモノ書いてをり
3
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Aquarius
この時間きっと後悔するだろう でも何をすべきかわからない
3
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Aquarius
やっかいな税の予定を入れるまで私の脳の自由な時間
2
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痴光山
立春や旧りたる街の公園の ふらここ待てり居ぬ幼子を
5
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仙人の弟子
パソコンもスマホもなしの青春期居間に流れたステレオの音
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へし切
彼方でも此方でも ほら見かけるねながらスマホは やはり怖いね
7
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異常者
確りと校正の眼を光らせる読者は怖き編者などより
3
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継海
もどかしき英知情けを束ねても救い出せない寒空に居り
4
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茂作
すでにして梅の一輪咲き出でぬ 藪のうぐひす支度は如何に
10
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舞
聞かせたい人は居なくも我が歩み託して歌う演歌一曲
4
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中康
ヒューヒューと 泣いて起こすな すきま風何が哀しき 窓影の雪
3
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中康
これでもか 吹き付ける冬 米山に荒れるしぶきは 番神岬
2
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びわ
私は手話の会ではビッタだよ家内応えてビッタ重要
1
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彫出 画
四畳半 見えぬ未来に苦笑い 見つめ続けた天井のしみ
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