うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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痴光山
雨水きて固き花芽の先にいろ 温き佐保神を待てる桜木
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ななかまど
理髪屋の椅子に座ればマスターは外科医のごとくカミソリを持つ
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へし切
もはやもう我慢がならぬこの国の国債頼みのはらむ予算に
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普徳亭大崇
境内に 満つる梅見て 如月の 寒さも緩む 湯島天神
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中康
うららかな 椿が咲くや 蝋梅も あなた居れば 夢の春の日
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一秋
曇り窓息吹きかける子らの目に星霜のごと積もりゆく雪
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中康
蝋梅が 映える青空 宝登山に 風がそよそよ 春来たるらし
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舞
雪折れて落ちしひと枝踏まれては花咲く春夜夢も虚しく
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詠み人知らず
おれはむかし長生きできぬといはれたと凄む父いま米寿となりぬ
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詠み人知らず
われにその花の名教へしきみのこと記憶しおかむその花の香と
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茂作
夜もすがら話すよもやま物語 時に跡絶えて虎落笛聞く
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びわ
風邪の為布団に二日閉じこもる回復願い他人と遮断し
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詠み人知らず
いつの日か 皆々の声悪しからず 期待のそれは夢幻か
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たく
手紙には 大人になった 君の文字 泣いてた頃が 大好きだった
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継海
凍てついた雨水に重く積もる雪再び融けよ雨水のままに
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わかばみち
まず痩せて健康的になってよと夫へ投げる切実な祈り
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兎桃
寒けれど昼の日差しの匂にも近づく春の気配は知れり
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横井 信
凍りつく冬の田んぼにひばり舞う寒波の空を見上げて歩く
11
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只野ハル
この想いポストイットに書ききれずため息をつくただ楽しかったと
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さとる
冬の夜に 花の咲くよな火を灯し 梅も咲きなば 春遠からじ
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