うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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くおん
わたしはひとつのフェルマータ沈黙によって時間を傷つける
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くおん
むになるなんて いやです ざっそうのようにむになるなんて
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くおん
他人の家で小銭を盗む記憶あり いまは言葉を盗む不毛な芸術
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くおん
森の奥、あなたの像（すがた）がわたしを負う蝶番（ちょうつがい）
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舞
今日明日とまた今日明日と歩んでは気付けば老いし身を持て余し
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海野 冬雪
梅雨前に梅雨の明けた暑さ来て、知らぬ地球で生きる明日
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兎桃
吽形の狛犬にのみ角の生ふ腹に溜るる事ぞ多かる
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びわ
蓮の池青々と葉が埋め尽くし花影一つ姿を見せず
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リクシアナ
短夜やさわぐ心を押さえても月のリズムを踏む赤い靴
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茂作
ひたすらに思ひは果てじみほとけの 頬におゆびの先に觸れれば
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澪子
少しだけヒールの高い靴を履きドアを開けば初夏のそよ風
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うすべに
たそがれの赤い薔薇散るひそやかに 香りもはてて見る人もなく
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横井 信
公園であくびをすれば青空の雲ものんびり遅い梅雨入り
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Aquarius
なぜもっと早く治療に行ってれば治って悔し歯科医院かな
2
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ななかまど
あやめ咲く雨の小径を君去りぬ紫紺の花に露はこぼれて
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夕夏
備蓄米放出結果意図悟三千円出打算販売
1
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へし切
降りそそぐ日射しは強く夏の色 木々の緑のかがやける朝
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松本直哉
晩鐘のなりをはるまで腕のなかこの温もりを身にきざむため
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継海
遠近にヂュンヂュン鳴けば心地良し 窓一杯の爽やかな朝
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くおん
日に何度も水浴びする不潔恐怖症の二階の老女マクベス
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