うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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ななかまど
吊るされて白きを誇る大根をほど良く照らす秋陽やさし
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海野 冬雪
草刈りの手を止め周りに速報を伝えし人も「トランプリード」
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恵雪
金色の大き葉揺らしプラタナス空の高みに届けとばかり
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へし切
一輪のさざんか咲けば 少しだけ温もりほしき もう冬どなり
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舞
暮れゆかば昔の事や今日の事ポツリ語りてともに寝に入る
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彫出 画
胸傷む 苦い思い出名刺入れ 巻き戻せない時計がひとつ
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彫出 画
年齢は 先へ先へと進み行き 気力体力 後ろへ下がる
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彫出 画
風の日も 雨降る朝も雪の夜も 軒に震える親なき仔犬
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び わ
手話世界同じ単語を繰り返し何度やっても記憶にならず
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茂作
鎌ヶ谷の大き佛のおとがひに 時雨こぼれて秋ぞ深まる
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恣翁
午の陽は 窓に黄金の震動を与へて 冬の色を兆せり
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千映２
果物の不作の猛暑嘆いても好物りんご毎日口に
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横井 信
柔らかな秋の朝陽を浴びているカラスの狙う熟れた柿の実
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うすべに
濃い藍に金の小舟の三日月の 浮かぶ波間にゆれる漁火
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千葉 甫
更けてゆく夜は背中の冷えてくる昨日の夜は汗ばんでいた
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仙人の弟子
虫の音も静かになりて肌寒し木々の葉揺らす風に冬の香
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兎桃
過ぎし日に父の使ひし鉋研ぐ肩の力を抜くが肝要
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痴光山
川岸の世慣れぬ小桜に返り花 見守れる秋日は いまは冬日に
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滝川昌之
探してる言葉は枯れた枝先で北風なんかと戯れていた
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ななかまど
この星の八十億の人の眼が分断の国見つめておりぬ
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