うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
|
|
-
恣翁
蝙蝠のごとく往き交ふ人影に 幾返り目か 視線を投ぐる
11
もっと見る
-
痴光山
冬日滲む花菖蒲園にはさやさやと 遣り水優し株眠るらむ
6
もっと見る
-
zoonist
寒い世に曇りのち雨いうけれど 二人は続く明るい道へ
4
もっと見る
-
ななかまど
立冬の声聞きおれば街路樹は役目終えたと葉しぐれ降らす
13
もっと見る
-
滝川昌之
ひらがなで名前の書かれた裏表紙そんな絵本に会う古書店で
15
もっと見る
-
草木藍
早朝の大雨止んで青い空吊るした柿にそそぐ秋の陽
3
もっと見る
-
茶色
霜月の雨降続く冷たさに負けじとパンジー莟膨らむ
3
もっと見る
-
松本直哉
「好きといふきもちは抑へられなくて」読みかへす午後ひざしうつろに
2
もっと見る
-
茶色
街道の常夜燈に火を灯し暮れる夜道を優しく照らす
1
もっと見る
-
恵雪
暖かな雨で始まる霜月の先は霞みて四季朧なる
9
もっと見る
-
へし切
生まれ出でて 老いて朽ち果つその日まで 阿るもなく諂ふもなく
8
もっと見る
-
兎桃
繁き雨朝の頃には収まれど様子観居るか鳥の声無し
1
もっと見る
-
舞
灰色の街へと変えて滴る雨うつむき歩む傘のみの色
3
もっと見る
-
秋日好
子育ての多忙をぬって認める優しき言葉胸に沈めて
8
もっと見る
-
彫出 画
廃校の 知らせが届き 思い出が 廻りはじめた メリーゴーランド
2
もっと見る
-
彫出 画
後悔を 捨てつつ帰る 連絡船 函館山の 出迎え侘びし
1
もっと見る
-
彫出 画
友がみな 輝く星と思えども さだめ恨むな からだ恨むな
1
もっと見る
-
彫出 画
ほろ酔いで ムーンリバーを聴いた夜 北大通りの アパート懐かし
0
もっと見る
-
彫出 画
石を避け 追われる人の悲しみを ひそかに思う 二十歳の都会
0
もっと見る
-
茂作
わが友がお大師さまをみまくほり 寺を巡りぬ笠をかむりて
10
もっと見る
