うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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茂作
露天風呂湯あみし居れば山の端に 赤き星あり吾を見詰めり
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音蔵 雅秀
突に来し 風の騒ぎて肌寒し 猛暑に代わり秋気配満つ
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音蔵 雅秀
ようやっと涼の漂い黄昏ば 秋虫の声一際高し
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音蔵 雅秀
けたたまし音立て草刈る 無粋人 四季の草花楽しみおるに
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音蔵 雅秀
草花もきれいに刈られ 何も無い 寂し風情の ただの空き地に
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音蔵 雅秀
草花を全て刈られし空き地では 蝶もトンボも戸惑いおるや
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秋日好
送別会後の寂しい帰宅路に頬にキスする蜻蛉がひとり
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横井 信
単線の駅を旅する祝日の秋を連れてる風は爽やか
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天野まどか
櫛比する安アパートの解体の埃の中に重機蠢く
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天野まどか
街路樹の影くっきりと秋の日に窓辺で吹いた銀のハモニカ
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夕夏
みんしゅとうちゃんすふたたびゆめみるひとがたってねがうはなんじゃろな
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うすべに
うす墨の横雲ながす御蓋山 すきまに昇る月のほほえみ
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兎桃
獨逸語を吾が学べども仕方無し吾子は彼の地で論文書き居り
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海野 冬雪
長月の空に投錨、かなとこ雲 夕陽飲みほし紫紺に聳え
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滝川昌之
伯母からの転居通知は聞いたことある施設の名会いに行かなきゃ
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ななかまど
毎日が非日常の旅は良い旅立つまでのわくわく感よ
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海野 冬雪
夏雲や、めぐりを止めた地球でも 夕焼けが始まる足をとめた先
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へし切
老いるとは寂しいものだねひとつづつ大切なものを失ってゆく
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舞
涼やかな一夜の雨の朝露を宿して立てる紅曼珠沙華
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び わ
ごうやの葉熱射遮り涼しさを実は日々暮らす健康の元
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