うたの一覧
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呼吸
夢の郷 かれくさ増えてゆくけれどわたしの帰る ああ 夢の郷
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呼吸
瞑想をコンスタントに行って日々帰りゆくこどものころに
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呼吸
昨日は肩を痛めて勤労し 痛めた肩を労わる今日は
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滝川昌之
下書きはいっぱいできた色付けは銀杏かカエデに任せればいい
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痴光山
数独に酷きぽか増せば「速さ」止め 心して対峙す ボールペンに替え
4
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Aquarius
人間の屑と自負するこの俺に認定された栄誉あるクズ
3
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ななかまど
夜すがらを案じあぐねる歌ひとつ朝餉はどこぞへいってしまえり
13
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松本直哉
別れきて秋の夜長をなきとほす虫の息にもなりにけるかな
2
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薫大将
師走まであと一月となりし今、心殘りの數を數へる
6
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へし切
秋暮れて み山のもみぢふみわけて妻恋ひすらし 小牡鹿のこゑ
14
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継海
街路樹を震わせ滑空ヒヨドリの羽音追いかけ雨糸の来る
5
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桜田 武
増えゆくウと露の戦死者に想う戦前日本の若き兵士たち
1
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桜田 武
台所に居座る亀虫の処理妻はテープ手に我にと頼む
1
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桜田 武
黄や紅に染まりゆく街路樹の艶やかさ晩秋の車中より
4
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舞
そこ痛いそこは効くとか寝る前に揉みつ語りつ爺と婆とが
5
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茂作
硝子戸を開くれば宵の冷たきが 共に連れ入る蟋蟀の聲
9
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彫出 画
替え歌をおどけて歌う 米がない 少女時代の井上陽水
2
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彫出 画
春分の 陽を待つ庭の雪畳 狐の足跡 隣家へ消える
1
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び わ
寒くなる家内衣服を取り揃え温かいからこれ着てみてと
3
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うすべに
鳴きかわす帰るからすの声きけば 夕焼けさして呼ぶわらべうた
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