うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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仙人の弟子
雨に濡れすくすく育つ庭の草 花はつけねど麗しきかな
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ＫＥＮ
刀槍を 鍬に持ち替ふ 土佐人の 碑読まむ 木間に鳴く蟬
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小林道憲
若き子の 都会に出て 帰らざり わが里寂し 道を踏みしむ
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舞
何気なく思い出語り過ごす夜も妻に語らぬ記憶幾つか
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び わ
ささの葉にどんな祈りを飾るかとやはり家族の元気幸せ
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茂作
天の川雲のかかりて見えずとも 袖の濡るるや今宵七夕
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横井 信
週末の夜にしずかな催涙雨そっと流れる星への願い
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睡密堂
永遠に笑っててくれ黒縁のフレームの中在りし日の君
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fate
短冊を 渡せば平和としたためた あのじいちゃんはいずれの星か
10
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仙人の弟子
降りしきる雨の彼方にかすむ庵 今宵の宴別世界かな
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普徳亭大崇
久方の 雲が隠せる 天の川 ひっそり出会う 織姫彦星
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灰色猫
七夕に従兄の訃報届きをりギター爪弾く美しき人
10
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萱斎院
かささぎの渡さぬ橋のかたつめに いくとせまつやうぢの橋姫
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詠み人知らず
笹竹のしなる千年よ澄めるまませせらぐ天の底にも給へ
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うすべに
ひととせに一度のことと恨んでも 雲にかくれる今宵の逢瀬
8
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由縁
自販機の灯りほのかで君の影 蛍なら行けたかな七夕
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痴光山
フェンス下コンクリ壁の空蝉はいのちをつないだ真夜の語り部
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トウジさん
七夕に契りし日から四十年も天は洒落ぬが供へて酔わむ
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つばす
次々とのうぜんかずら咲き出でる 溢る生命佇む俺へ
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さいおん
夙 寝待月 傾 更待月 雲勿隠
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