うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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音蔵 雅秀
母想う洋裁ひとつで父無き後 われら二人を育ててくれし
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音蔵 雅秀
父想う仕事帰りに開墾し もち米スイカ野菜ピーナッツ
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音蔵 雅秀
命炎を野球一筋燃やせしに 奇蹟のバックホーム残し逝くとは
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つばす
蝉時雨まだまだ厳しい夏盛り 初めてのメロン大きくなれ！
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小林道憲
老いの身は一日一日の刻早く 夫の知らざる令和を生く
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舞
日に焼けた長い手足で翔る子ら夏の季節を誇ることなく
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よひら
お目当てのベーカリーに至れども全て売り切れ台風近し
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よひら
ハーバーの海の香りに包まれて会議室にて缶詰めとなる
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Aquarius
その母は我が子を守り背を向けてその輝きに気づいていない
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び わ
つゆ草が天を仰いで雨を呼ぶ何故原爆をなんと悲しき
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茂作
幼らに入道雲と教へては 家路を急ぐ夕立の空
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三條
いつだって揺れる輪郭石突で付けば幾重も広がる波紋
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横井 信
スーパーでひと息ついてまだ暑い街へ漕ぎ出す青の自転車
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さいおん
白雲 止時雖在 久方 月不照 吾寐不勝者
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仙人の弟子
核兵噐 クラスター彈 機關銃 すべて無くなれ 人は皆死ぬ
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詠み人知らず
海見つめ 年老いた身に 波音が 遠くに聞こえ 錆び付くまでか
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詠み人知らず
日に日にと 夢を追う影 誇らしく 何もない手を ずっと見つめる
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滝川昌之
避暑地にて秋の兆しを探せども仙石原に芒の穂硬し
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草木藍
灼けた石柄杓の水もすぐ乾くお墓の中は涼しかろうか
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うすべに
湧きあがる入道雲に ただ雨を願えるほどの大事な平和
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