うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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ななかまど
暑き日の余熱の消えぬ西窓に区切りをつけるように夕風
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さいおん
葛城 杜入野 僧蝉 秋雖不立 来鳴響
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仙人の弟子
懷かしき故郷の匂ひ 思ひ出す 井戸で冷やしたサイダーの味
7
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小春空
朝顔の蔦の伸び咲く隅田川両国中学学舎の庭
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詠み人知らず
浮き沈み 心許した 片思い 返事を待つも また試練なり
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睡密堂
外出は危険な暑さ物干しで藍の浴衣がゆらゆら踊る
6
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三條
戦争を歴史用語のひとつだと思ったままで死にたかったね
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三條
いつだって遠い異国のおはなしのように聞こえる戦争のこと
8
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へし切
もう二度と成らぬは成らぬ 戦争は敵も味方も人でなしにする
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つばす
帳降り各戸に灯る提灯に 昭和が香る夏祭りの夜
5
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つばす
灼熱の太陽相手にケンカする うらやましいよ高校球児
4
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さえね
朝顔の青かぎりなくひろがりて八月六日の空につながる
3
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音蔵 雅秀
窓開けて耳を澄まさばカンコンと 踏切の音わが郷長閑
2
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音蔵 雅秀
早く逝く父思い出すひたむきに 妻子を思い生き切りし人
3
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音蔵 雅秀
耐え切れずコロナ終わると繰り出して そを拡げるや人の哀しさ
1
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音蔵 雅秀
一面の稲田は萌黄で穂は黄金 首項垂れて重たげに振る
6
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音蔵 雅秀
猛暑日の続けど早くも赤とんぼ 寒蝉も鳴き移ろう気配
2
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小林道憲
遠き日に忘れたはずの悲しみが 今日また思い出づ 夕暮の空
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詠み人知らず
白雲の 龍に似たり 空を舞う 虹の架かりし 社に帰りて
5
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ＫＥＮ
ひと夏の ひと朝限り 咲く花に なにを重ねむ 年離る今
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