うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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睡密堂
鶴を折る夜も眠れず折る鶴の跳ねた尾に似た心電図波形
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詠み人知らず
月満ちて 夜空彩る 星空は 自然溢れた 二時間の道
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詠み人知らず
鼻水の 垂れた顔見た 紳士な目 何も言わずに かます両手
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詠み人知らず
沈む日に 横に並んだ 冷めた影 指先伝う 温もり掴み
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詠み人知らず
花道を 歩む幼子 横目見て 笑顔の母と 優しき父の手
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滝川昌之
自転車のブレーキごとき高音で向寒止めんと叫ぶは百舌鳥か
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痴光山
冬日受け残る小柿のつやめけり 鳥にやりたる身は欠けをれど
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詠み人知らず
指先に 触れる黒髪 熱帯びて 天然温さ 離れぬ右手
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だいのじ
仏前の供物生前糖尿で食べられずいた甘味が並ぶ
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こぐまじゅんこ
ばあちゃーんと大きな声で手を広げ駆け寄ってくるもも組のさち
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千葉 甫
窓開けて部屋へ入ってくる風の一夜でめっきり持つ肌寒さ
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仙人の弟子
船出して春夏秋冬過ごせども 大海原は果てしなきかな
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恣翁
逆光の山並み 近く見ゆるかも 炊ぎの煙の漂ふ夕に
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こぐまじゅんこ
はるくんと餃子を作る日曜日不格好でもおいしければいい
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トウジさん
「人」死せば常の落陽にも愁ふ吾の末期は誰が偲ばむや
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音蔵 雅秀
彼方より 白き直線迫り来て 飛行機雲が天を刺すごと
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音蔵 雅秀
福智山 木々を頼りに掴まりつ 父と登りし険し頂
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音蔵 雅秀
想像を絶す極限 人の住む 知恵と工夫で環境馴染み
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音蔵 雅秀
岸壁の牡蠣を剥ぎ取り おやつにす 幼き頃の甦り来る
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音蔵 雅秀
暖かや 陽の降り注ぎ雲も無く 冬入る前の天の恵みか
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