うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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継海
天泣に濡れて冷たき土の上 日々草の赤き花弁は
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夢花火
揺れる身に 透き通る肌 化粧して ひんやり冷やした わらび餅嬢
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舞
父母が被せ着せたか彩りの駆けゆく子らのレインコートの色
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茂作
警策の音一閃に打ち響き かすかに搖れる線香の烟
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びわ
花の名は柏葉紫陽花庭に咲き白く大きく雨跳ね除けて
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恣翁
糠雨に 変はりにけれや 峰翠の 淋しき色に濡れそぼつめる
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夕夏
ねこのかおうぃじっとにしてあいこんからだすまほにねこのすむがめん
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夕夏
しんりょくのきゃんばすのうえかけまわりかがやきのなかかぜがたわむる
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横井 信
曇天の朝のホームにひんやりと水張り田渡り届くそよ風
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夕夏
しょうやさまきんゆうぎょうはなれのはてのうさぎょうなどしたくはないか
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うすべに
おしゃべりな傘を片手にランドセル 綿毛の舞の野原すぎゆく
7
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一秋
スーパーの駐車場の中に水溜まり 陽光にぎらぎら世界の縁におり
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茶色
帰り道微動だにせず三毛猫のしっぽ巻き座り吾も威儀正す
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茶色
新車両心地よく揺れ車窓から麦秋青田眺め帰路に着く
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痴光山
梅雨近き五月晴れのこの深き靑、 つつぢ、紫陽花になごむ目の幸
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中康
曇天に 道路を覆う 桑の実を無心ついばむ ムクドリ一羽
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夢花火
風引いて カイゲン苦味 噛みしめる 幼き時の 嫌な思い出
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牛歩
カリフラワー よく似たいろの アジサイが いちにちたって うすむらさきに
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Aquarius
一夜置き水気の抜けた備蓄米新大臣のお手並み拝見
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兎桃
若き日の胸の想ひを灯すごと葉叢にのぞく朱の柘榴花
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