うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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行宮偏（仮之名）
蕩揺に澪を紡ぐに偲ぶの日 春永の風 滄海に吹く
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あんて
恥ばかり、今日も良いこと少ないが風呂上がりに飲むビールはうまい
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秋日好
ピチカートみっつで吾を繋ぎ留め花筏に乗すブラームスの詩
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煙 亜月
僕のプリンそんなに食べたきゃ取る取らないで争う仲になってみないか
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煙 亜月
かはたれの残寒指はかじかんであなたへ触れるをくちびるだけとし
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詠み人知らず
外は雨出かける勇気振り絞り踏み出す一歩にかけ声つけて
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詠み人知らず
送別に握手する君の柔らかな掌にも春雨のふる
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詠み人知らず
外国の観光客で満員の 電車で向かう遠距離介護
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夕夏
ガスせきゆなくてでんりょくのみつかいじきゅうじそくかのうなじんこう
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舞
妻と見る追悼番組思い出を語る土地々々面影もなく
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新座の迷い人
お母さん 何度聴いても 思い出し 父母を思いて 涙ながるる
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つゆふみ
おのれ責め、責められつつも歌う猫その爪は裂く大本営を
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び わ
沈丁花今満開で白と赤ほのかな香り春を呼び寄せ
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とはと
丸型のミルク焦がした文面の宛名忘れて顔に被せて
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とはと
隔りに網戸からから笑い出し乳房晒した朝が溶け込む
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灰色猫
ひとりぶんのびてる影とひとりぶんのびてる影に恋の訪れ
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灰色猫
澄み切った冬の星座を仰いでは心の闇を許してゆこう
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灰色猫
偉大なる手と手がじゃんけんしているねあいこのままだね戦争なんだね
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灰色猫
真っ直ぐでさみしい道にさようなら用意されてる道もさよなら
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灰色猫
残されたたったひとつの銃弾でわたしはわたしを撃ててしまうの
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