うたの一覧
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秋日好
空高き気持ち良い日に洗濯の音を友とす面白さかな
7
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茶色
湿原に白玉星草咲き揃い風吹き渡る秋日和かな
3
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兎桃
狐花もはや彼岸も明けたるに莟は出づと今朝知らせらる
4
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滝川昌之
清秋が撫でてく街の木々たちは初恋ごとく頬染めてゆく
14
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痴光山
秋彼岸川原覆ふアレチウリ 節季に添へる白花清し
3
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松本直哉
差しみづするやうにして息をつぐ逢瀬のまへの胸の高鳴り
2
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へし切
季節すぎて咲かぬ花こそあはれなれ蕾のままに野地蔵のわき
13
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波瑠野みち
有休消化中 泣きながら皮膚科に並んでいる もうキミに逢えない
0
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舞
妻の背も我の背もまた丸くなる古き写真は時を嗤うも
3
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び わ
面白み短歌囲碁手話本格に実感するはこれから先か
2
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茂作
隣家のあるじ戻りて嬉しきや 庭の野菊は早咲きにけり
9
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音蔵 雅秀
心電図 測れる時計買い替えて 画面は息子の会心の笑み
1
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音蔵 雅秀
鳩が二羽 秋雨に濡れ電線に 互いを意識し躙り寄り合う
1
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音蔵 雅秀
秋雨に濡れつこのまま房総は 深まりてゆく 冬への回廊
1
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音蔵 雅秀
思うだに 能登の人々苦しむを 何も出来ねど 忘れず寄り添う
1
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音蔵 雅秀
夜も更けて 耳を澄ませば風音に 混じり聞こえる秋虫の声
3
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横井 信
草むらをぐっとかき分け里山で追いかけていた夏は逃げてく
12
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夕夏
りっぽうふさいばんしょとでしえんうけえぬえいちけいぜいたくされぬ
1
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うすべに
金色にうねる稲穂の重い波 とんぼの羽根のかるいきらめき
5
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海野 冬雪
刈り終えた藁を湛えた秋の田で穂株を破り新芽がニョッキリ
2
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