うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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葛城
水と陽に温まり蒸され命あるものの湧きいづ有機肥料に
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舞
交差点「ママもわたる？」と 送られてゆく子は問える手は繋ぎつつ
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綴迷停
力量の無さに自ら怯えども諦めきれない思い蠢き
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び わ
エッサッサ今日は歩いて歯医者さん足腰鍛え健康管理
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つばす
猫のようわが家のカエル壁伝い 隣家に家出また戻りおる
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横井 信
いつの間に背丈を越える雑草の空へと伸びるみどりの影絵
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詠み人知らず
気づいたら 眠りに深く 誘われ 眼鏡をせずに 至近距離で彼を見た
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名鈴
見し人に 皆恋ひさする 貌鳥よ 音を待つ我に 束の間も来よ
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只野ハル
真夜中のひとりの部屋でひとりごと世界に自分ひとりのようだ
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うすべに
行く雲の緑濃くする田の鏡 初夏の顔して鷺舞い降りる
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恣翁
硝子戸を開け放したるヴェランダに 薄明かく 夏の夕べ暮れずも
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つばす
夏野菜初めて採れたイボキュウリ コロナ禍中の嬉しい実り
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草木藍
水の輪の揺れて楽しや玄関のホテイアオイとメダカの夏よ
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草木藍
窓全開陽がさす前の清し風部屋を吹き抜け今日が始まる
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艸介
路地裏に涼を求めて飛び入らば 黒白の差に眩み白黒
6
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名鈴
若楓 間遠にあらば 後瀬には 朽葉に衣 替はりつるもや
8
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ＫＥＮ
日盛りに 銀河の夢は とろろぎて 鉄路の向かう 陽炎の中
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詠み人知らず
少しでも 綺麗にしたく 薄化粧 彼を出迎え 紅を忘れて
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灰色猫
コンビニの天然水を手にとればアクアリウムの水草となる
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詠み人知らず
熱烈な 暑さに悶え すぐ帰る 気をつけないと 倒れそうになる
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