うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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うすべに
青々と名も知らぬ草たくましく 道のわれめにいのちを繋ぐ
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草木藍
ひとりの夜雨音だけを聴いている何もせずただじっと聴いてる
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詠み人知らず
バランスを 考え作る 楽しさに 川で取れてた 鮎が鯖になる
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あぶく
野良猫がアジトにしてるこの道のだれかが置いた紙皿に雨
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ＫＥＮ
擬寶珠の 蕾を過ぎて 夏の風 ほの搖らすかも 褪せた卒塔婆
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滝川昌之
無花果の葉が大好きなカミキリは きしきしと食むお行儀悪く
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ななかまど
つくづくとみめ麗しき乙女なり木箱に並ぶ佐藤錦
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詠み人知らず
気休めに 車を出した 雑貨屋で 向こうで飾る 風鈴鳴らして
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綴迷停
いつしかの言葉さまよい意味のなく届ける力なくて儚く
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綴迷停
裏表二つに一つの運試し投げたコインに恨みなどなく
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詠み人知らず
休暇とり 二人の夢を 確固たるものに 強い絆は 千切れはしない
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灰色猫
国会を世界遺産にするために先生方はまず床みがき
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橘
雨雲か霞か靄か不確かに昼も朧な空に陽はなく
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恣翁
白樺の葉は 風を受け 髪のごと乱れ 互ひに囁き合へり
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綴迷停
温暖化進歩表す罪と罰生き物たちに破滅もたらし
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音弥
暫くはしばらくぶりの水に慣れ抜き手をきって水に親しむ
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さいおん
御蓋乃也 春日乃杜乃 霍公鳥 痛莫鳴 公之所念
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桜田 武
じわじわとコロナ包囲のワクチン網注射液沁みる肩に心に
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桜田 武
伯父に引導わたす導師の大「喝」斎場に響く我が心にも
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桜田 武
枝豆は大豆と知るは黄昏て長年の肴いま新鮮に
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