うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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滝川昌之
梅ジャムをせんべいに塗り駄菓子屋で思い通りの二十円なり
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うすべに
秋は画家 水彩絵の具ですこしずつ 公園の樹の色を変えゆく
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詠み人知らず
夢に紐 彼にも黙り 隠す過去 魘され起きる 何にもないと
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Aquarius
あの頃はまだマシだったと常に嘆く苦しみ多き今日の日もいずれ
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ななかまど
山の端に陽の傾けば帰らんか小麦のルーのカレーなつかし
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aiko
ツバメ君 子育て終へて 海わたる 生きる嚴しさ 一途にきれい
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夕桐
闇の夜の布石と思ふ星の照り 君と手合わす鶴翼の陣
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橘
フライパンもレンジも使わず解凍でおべんと作りも上手に時短
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へし切
時は今 医の陣立てを遣らずして 来たる六波を如何で戦ふ
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御宿川蝉
秋の夜の 月影もれる叢雲に おぼろに映る 君が面影
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朝比奈
近頃はしばしば寝覚む秋の夜を試行錯誤の堂々巡り
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音弥
豪邸の室内飾る巨大壺存分に眺め買うは箸置き
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きくゑ
猫耳という名のパスタあると知り中華の旅に今すぐ出たい
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桜田 武
敷居の上糸張る不埒な蜘蛛を仏心で潰さず外に
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きくゑ
ワクチンで武装をすれど疲弊する家族のかたち絆むしばむ
5
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桜田 武
パーキンソンの友会えば胸痛む腰曲りようやく話す様に
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桜田 武
妻留守の独り費やすとき微妙帰り待ちつつ解放感も
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ひげじぃ
千の日を漸く生まれし蝉の子よ惜しみなく鳴け秋晴れの空に
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ひげじぃ
夏越えの穂枯れの茎につかまりてキリギリス見ゆ銀の望月
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桃山
公園に住み着く鳥の羽根の色紫チラ見せお洒落に脱帽
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