うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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秋日好
雨粒がぽとりと落ちて終幕を告げる私の優雅な時間
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音蔵 雅秀
胸の内 語り合うこと叶わねど ただ居てくれる それが寄る辺に
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音蔵 雅秀
腰解し 呻くを堪え動かせば スズメ飛び来て鳴きつ応援
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音蔵 雅秀
十号は紀伊半島から北陸路 勢い削がれ わが郷逸れる
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音蔵 雅秀
嵐前 部屋抜く風の心地良し この夏一番 今のところは
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音蔵 雅秀
川面ゆく舟の後追い 人そぞろ 思いを先祖に 精霊流し
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秋日好
花影に籐椅子置いて珈琲とスマホで惜しむ思い出の夏
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横井 信
まだ海にじっとしている台風がそっと近づき終わる夏休み
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継海
錆び付いた菓子缶一つ父の箱こじ開け出づる娘の住所
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うすべに
花立ての白百合つつむ槇花に 山のふかさの青さのにじむ
8
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茶色
台風に振り回された今日に二百十日の日めくりの文字
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秋日好
介護機器開発業者とオンライン会議をしてみた使えなくとも
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兎桃
野分過ぎ庭事なきを確かめて難儀しいしい雨戸を開ける
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海野 冬雪
ガレージを風雨が叩く荒音と吹き込むしぶきと本が一冊
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茶色
雨が止み黄昏色に染まる空思わぬ風が項を撫でる
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恣翁
異国なる女に思ひを馳せながら 移ろひ行ける季を果無めり
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うすべに
夕陽さす雨のなごりを穂にとめて きらめく稲に寺の鐘の音
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痴光山
チャンネルを変へるも料理をぱくつけり 番組作りのコスパならめや
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滝川昌之
ＣＴの検査の日取りを先生と決めてる俺とメモを録る妻
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ななかまど
足元を思わず二度見してしまう魅惑的なり帯というやつ
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