うたの一覧
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星野冴子
朝顔に「きれいに咲けて良かったね」と声をかけたい八月の朝
10
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星野冴子
生きている今この時が何よりも愛しくなりぬ 朝顔の花
6
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星野冴子
夏草の匂い満たる原っぱで輝く雲を眺めておりぬ
4
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リンゴ
我が中に溢れ出したる情熱は何処に向かえど光は見えず
0
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詠み人知らず
窓を開け指さし数える寒空の七つの奇跡輝けすばる
4
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星野冴子
蝉時雨、命つなげる、そのために一生の夏を 過ごしておりぬ
4
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市川ありさ
八月の豪雨のような憎しみで玄関にある靴を見ていた
7
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ウィッシュルーム
肝試しこわいこわいと後ずさり 出口は父を押しのけ駆ける
5
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紫苑
妻と子を乞いてこの世を彷徨えるリリオムを天にあげたまえ 神よ
7
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紫苑
冬瓜に刃を入れし瞬間吾をつつみ拉するまでの草の香に酔う
10
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田中ましろ
また今日も二十四時間耐久であなたを想うマラソン完走。
5
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田中ましろ
いまぼくはきみのさんびゃくろくじゅうごぶんのおいくつぐらいでしょうか
4
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詠み人知らず
クリスタル・ケイにaikoにドリカムにもう歌われてる こんな別れは
18
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赤橙黄緑
はなまるを貰える絵日記書けそうな夏休みが終わってゆきます
3
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庭鳥
緑なる帽子をかぶり石垣は夏の名残の蝉を見送る
1
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fulu
重ねるは 遠に夏を失った 赤いトマトにできた皺波
2
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たんぽぽすずめ。
遠い日の 頬の光りを撫でるかの秋の波長の 風へ染み込み
6
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たんぽぽすずめ。
五十まで 趣味とかもなく 生きて来た私だけれど あなたに会えた
10
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たんぽぽすずめ。
ランタンの炎に焦げる 蜉蝣に無となり そうであれよと 願い
6
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田中ましろ
永遠の始まる場所はきらめいて虹追いかける少年をおもう
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