うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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音蔵 雅秀
雨の間に 供え花買いに自転車で 何とか降られず 天に感謝す
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横井 信
ほんのりと柿の色づく道端の畑の隅に秋の足あと
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沢瀉
待ちわびし二色の空は交じる瀬に 朱や蒼やと紫に呼ぶ
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兎桃
山畠に水をやらむと思ひしが未明に繁き雨音を聞く
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仙人の弟子
三日月が坂道下る友を追い仄かに照らす遠のく背中
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光る君
小一時間糸を垂らして君を待つ家では君を妻と猫が待つ
1
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光る君
腕撫でて痛くないよと看護師さんニッコリ笑って血管にブッス
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光る君
腕のなか甘える君は色白のうなじに黒子ならんで二つ
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うすべに
やせこけて庭木の袖にすがりつく 見る人もない秋のあさがお
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トウジさん
半導体返り咲くなら官民で民営すぐに飛びつく人参
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Aquarius
人類は生まれた時と変わらない人それぞれに変わり行くのに
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滝川昌之
検索で見つけられない幸せは手さえ伸ばせばすぐ横にある
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痴光山
白露そこ公園の樹々のやうやうに 姿秋めきミンミンのソロ
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夕夏
しょうしかのたいさくなすはとしこっかとしけいかくがすべてのきほん
1
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ななかまど
われと居る時より眼かがやきて蜻蛉を目で追う猫妬ましく
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トウジさん
天使にも悪魔にもなる次第では汗だくの使者へ出した麦茶
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艸介
どこまでも続くレールを置き去りに なほ高きへと鳥は羽搏く
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光る君
五時過ぎの惣菜コーナー遠目からシールを確認脱兎のごとく
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光る君
振り向けばスピリチュアルなレインボー自撮りするまでしばしとどめん
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へし切
野分ゆき跡も悲しや亡き人の魂を弔ふ墨染めの空
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