うたの一覧
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千野鶴子
「紅茶よりコーヒーの方が好きなの」と呟き君は離れていった
4
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へし切
雨晴れてこころすがしき白木槿せいそな女の面影を見ゆ
10
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光る君
うつせみの世に生まれても行く末の我が生き様を知ってか知らでか
0
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光る君
湯けむりに濡れた後れ毛かき上げる指に残りし指輪の跡が
1
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茶色
揖斐長良川の向こうに御嶽山霞む姿も威光を放つ
1
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光る君
道長と紫式部 千年の時空を超えて今蘇る
0
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舞
ビル谷間鎮守の神社秋祭り変わりゆく街変わらぬ笑顔
4
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び わ
囲碁大会明日に控えて対策は地を確保して生きを考慮し
2
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茂作
誰がために鳴くやひぐらしつくつくと ただひたすらの秋の夕暮れ
14
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秋日好
吾が顔は「大人になったアラレちゃん」友のメールにくすくす笑い
8
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茶色
会える日を約束できぬ運命でも待つを厭わぬ愛ある限り
2
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音蔵 雅秀
繋がりて飛ぶトンボらの あちこちに 短い時間ぞ 愛を結べよ
1
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音蔵 雅秀
まだ居るか あの飛び方はツバメやな 子らと一緒に無事に帰れよ
1
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音蔵 雅秀
調理中 夕陽の入りて手元射る 風音すれど穏やかに過ぐ
2
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音蔵 雅秀
広大な宇宙に果ては有るものか 有ればその先 如何な有り様
2
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音蔵 雅秀
雨の間に 供え花買いに自転車で 何とか降られず 天に感謝す
1
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横井 信
ほんのりと柿の色づく道端の畑の隅に秋の足あと
13
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沢瀉
待ちわびし二色の空は交じる瀬に 朱や蒼やと紫に呼ぶ
1
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兎桃
山畠に水をやらむと思ひしが未明に繁き雨音を聞く
1
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仙人の弟子
三日月が坂道下る友を追い仄かに照らす遠のく背中
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