うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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トーヤ
伸るか反るかまとめればそう書いてある良いか悪いか判断できぬ
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トーヤ
外見より正確なジャッジ下します虫付きレタスメイドインうち
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詠み人知らず
アパートの上に青空下に約四十の我が歌を詠むなり
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浅草大将
ひさかたの光もうれし一しづく軒端の雪をおろしやの春
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じゃこ
水鳥の自慢の胸毛むしり取り化学繊維に詰め込んだ服
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只野ハル
揺れて時計が落ちた何度か寄付をしただけだった十五年が過ぎ
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ほたる
のら猫の恋をうらやみ春を待つ 理想や常識捨てられたなら
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ましを
角砂糖入れの底にこびりつく記憶はたぶん水で洗える
3
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リンダ
ジャムにした金柑しずむ生姜湯を父母と揃ってふうふうと飲む
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リンダ
細すぎて頼りなさげな三日月が泣きたい気持ち癒してくれる
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たんぽぽすずめ。
溢れ出る遠い記憶が角砂糖一個の君が積木にさせる
10
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まるひこ
「すみません」「申し訳ない」「ありがとう」この３ワードで乗り切れないか？
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たんぽぽすずめ。
ちちははの仲がよければ子供らに性教育は別にいらない
8
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久哲
ああそれは短歌みたいなものでしょう一月にだけ見える背中は
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まるひこ
もともとがおしゃべりなほうではないからと割り切るほどの度胸もなくて
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ふきのとう
寒空に一人娘旅立ち友の細き腕支えし吾は
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ふきのとう
被災地に背を丸めて座り込む女「頑張って」と胸詰まりいる
8
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夏川ゆう
最終の列車に揺られ見る月に疲れの度合い示す円グラフ
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紫苑
泥濘に歩の重るとも消えやらぬ熾火まもりて歌を詠ままし
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山桃
紅の裾濃の空をゆらめきつ船出するらし今宵の月は
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