うたの一覧
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久哲
ゆずれない冬がやっぱりゆずれないトモダチすぎて裸足になるよ
3
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田中ましろ
届けてはいけない言葉を抱いたまま郵便屋さんは玄関に立つ
12
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まるたまる
滲む墨汁のような雲が流れ月に照らされるのを待つ寒夜
5
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リンダ
穏やかな顔を傾け目をそらし空の青などふいに問うなり
5
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虹雲
青春は無惨の嵐記念樹は墓標の如く空に向かえる
6
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リンダ
母という鎧のかぶり生きており闇に紛れた女を探す
6
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リンダ
退屈な両親のため麻雀し役もわからぬ吾の一人負け
4
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虹雲
アスファルト隙間に咲ける蕗一輪星の荒野も凍りひび割る
3
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劇団☆MMP
ファルセット使っただけで「レディヘ」だと言われたときのような心境
2
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きりあ
いつまでも止まらないはずなのにそを指揮者が止めるウィーンの一瞬
6
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光源氏
見るほどに別れの袖もすゑの葉もみなしろたへのけさの初雪
8
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悠々
千里往き千里を還る虎に乘りわれも一期の夢を果たさん
16
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光源氏
明け方の春の風ふく逢ふ坂の關にあまぎる花のしら雪
8
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光源氏
けふもまた誰か尋ねましみ吉野の花に一夜の宿はなくとも
7
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光源氏
かぎりあればしばしとどめよ色も香も花散る里の春の名残りに
10
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光源氏
日の本の民主を見せてはるかなるもろこしまでも小鳩はかける
7
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葉月きらら☆
体調がすぐれぬ不安消し去って詠む歌に見たきらきらなもの
8
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葉月きらら☆
きっと吾は母や祖母にはなれぬから子をもう少し堪能しよう
3
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庭鳥
元旦の夕べにあれど明々後日仕事始めのタイツ用意す
6
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庭鳥
澄み渡る元日の風大通り車行く音鋭く伝え
6
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