うたの一覧
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粕春大君
下草の葉すゑに白くおく霜のわたる冬野の星月夜かな
14
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じゆん
「楽しみにしてる」だなんてよく言ったもんだと思う 全部まやかし
4
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光源氏
風吹けば我が身は空に散りゆかんつれなき此の世に君を残して
12
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光源氏
薄墨の櫻の花は静かなり物は言はねど心のたしかさ
10
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光源氏
梅の花君が栄枯をしのびつつ涙にむせぶ春の山風
4
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光源氏
かたはらにもののふの夢かたるらくほろびしものに花を手向けて
9
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光源氏
照る月の侘びさだかなるうつろひに誠の心でしるす言の葉
6
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田中ましろ
重心が左手薬指にある身体でぼくは飛べるだろうか
4
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さる
お女中が年に一度の薮入りを楽しみに待つふるさとの親
3
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悠々
力をも入れず天地を動かして人も世も変える言葉畏ろし
9
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詠み人知らず
肩強く抱かれた夜に時間切れ着信響く冷やかな音
1
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詠み人知らず
降りしきる雨矢のように突き刺さる未練があったわけじゃないけど
1
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卯月
初春の光の中でわたしたちスノードームに閉じ込められる
1
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由良
寒空にぽっかり浮かんだ陽だまりの木々からピルルル鳥のさえずり
3
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詠み人知らず
こぼしてはいけないものもあるでしょう私は君のものになれない
2
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たんぽぽすずめ。
言の葉の強さは生きる力だとうたのわに来て悟り叫びぬ
13
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悠々
お月さんさぞや寒かろ冷たかろおれも独り寝、こっちこないか
18
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山桃
存在の軽きを風に吹かれては重力のみは吾を裏切らず
6
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海月琉珠
好きなだけ遊んで好きなものを食べて暗い汚部屋で「ケロロ軍曹」
1
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たんぽぽすずめ。
いつもとは違う真冬で朝のたびしとぬをいでる勇気もらいぬ
5
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