うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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あひる
早足で歩める我に從ひつ眞冬の影の 伸び伸び長し
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浅草大将
出で立ちてはや三十年をふる里は我にも増して老いゆくがごと
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ゆら
もう全て死したるように平穏な夕日に二人浸されており
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紫苑
今もなほ淀まづ歌ふ外つ国の恋歌のゐたみを幼なは知らず
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螢子
また一つ歳重ねる日近づきて保険会社の花束貰う
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ほたる
あなたには結局帰る場所があり綱渡りする わたしの滑稽
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佐々一竹
延々と貨物列車が過ぎてゆく名も無き町から名高き街へ
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佐々一竹
警報と思しき音が唸るなか駆けぬけていく青年がいる
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佐々一竹
傾いたままて伸びてゆく松の木はひとりで空を目指すのだろう
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螢子
中天より湧き出るがごと牡丹雪窓のうちより眺めてをりぬ
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じゆん
消えそうな火種を両手で守ってる かじかむ指は守られている
10
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青海波
何を言う麿は帝の臣なるぞ だまりゃ！だまりゃ！と一条三位
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螢子
ころころと目の前ころがる雪の粒大地を白く染め抜いてゆく
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紺
すきだって気づかなければよかったな くるしいさみしい息ができない
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紺
置いてきた夢も希望もふくらんで おいしく食べられちゃうといいのに
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螢子
一晩で心を変えた君の言ふ「幸せ祈る」ただの言い訳
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久哲
「愚弄する気かこうなれば貴様など刀の錆びにしてくれる」のね
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平 美盛
頬をうつ 冷たき雨に 紛れさせ 僕の涙を 天に帰そう
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リンダ
着膨れたダウンの下の二の腕の隠れたホクロ見せてあげます
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リンダ
嬉しさが嫉妬憎悪を連れてきてようやく残った安心感もつ
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