うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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ほたる
クシャクシャに脱ぎっぱなしの青いシャツ たたむ役目をわたしは持たない
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ななし野
もう誰に残していくこともなく駅の伝言みたいに詠うよ
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下地杏
もつれ合う髪の一本一本も同じ明日を持たぬふたりは
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さよここ
プラスチックトレイの上にカラフルな資源の山を築き死にゆく
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浅草大将
潮どきに月もめぐりて押し照るや難波の浦の蘆を根切らむ
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栞
冬と春 おしくらまんじゅうする季節雪をかぶって咲く梅の花
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ケンイチ
遣る瀬なく憧れを火に焼べる夜いっそ世界よ真白に埋まれ
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只野ハル
春のふりしていたけれど振り向いた冬はイジワル冷たい素振り
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浅草大将
みかさ山日はさし出でて青丹よし寧楽の京の春のあけぼの
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まるたまる
奇跡など拾う事無く過ぎて行くいつもと同じただの一日
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薫智
ほの暗い闇夜の中で交わすキス夜空に浮かぶ月だけ見てた
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薫智
月光が君の姿を照らしてるほのかな色がとても綺麗だ
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庭鳥
玄米を噛みながら見る大通り介護タクシーするりと止まる
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庭鳥
世の中がやけに騒がし何事と思えばまわる五つの輪っか
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浅草大将
最近は忙しいやて？ コラ誰に心移して熱上げとるんや！
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さよここ
何もかも認めてあげればよかった ね 雪解けの道 駅はもうすぐ
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恣翁
結ぼれし 露と見紛ふ 勾玉の 雫連なる 頸飾りかな
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さよここ
何も無い 君の指跡そのままに朽ちた水蜜香りを増して
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浅草大将
春来ぬとまだしらかばの森ふかくふゆの館に誰こもるらむ
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恣翁
鴛鴦の 夫婦を契る デスティニー 友と揃ふて 美き酒酌め
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