うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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卯月
愛し子の二十年後は如何様か 気の早過ぎる成人の日よ
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山桃
埃舞うビニールハウスに発電機呻り上ぐれば春を始動す
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ましを
逃げていい フルートグラス上ってくひかりを見てるだけの人魚へ
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ましを
押入れのおくにまだある あたらしいこくご、なわとび、たかしくんすき
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ほたる
境界線なく繋がっている心身を確かめているヨガの快感
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山桃
栗の木に枯れ葉残りて木枯らしをざんざざんざと笑ってのける
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ムラサキセロリ
ハローハロー、ダイヤルアップ接続でググった未来はこんなんだっけ？
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悠々
四つ足のかなしさゆえにもの言わずさよなら告げず「ロク」旅立ちぬ
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悠々
その朝（あした）われを見上げし畜生の末期の瞳わすれかねつも
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詠み人知らず
交差点向かいの車で泣いていた青で進むが心が残り
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浅草大将
身のたけに合はぬこのよと思へどもおのが力に切る術やある
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庭鳥
辞めるとか辞めないだとかそれよりも現場ごと切るかもな衝撃
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詠み人知らず
冬の月我のギターを捧げ弾き汝を揺らし響きを浴びたし
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浅草大将
君なくば草の庵に日は差さで涙のつゆも乾く間ぞなし
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まるたまる
３オクターブ発声して確めるなにかの役に立てそうなのに
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庭鳥
成人の日いよよ明日迫り来る風優しかれ大振袖に
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日央
時計を見 空を見上げて 時計を見 夕暮れ見える午後二時半か
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日央
陽だまりにうつらうつらと船漕げば頭に落ちたる冬の夕暮れ
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falcon
白磁染め有楽一輪友禅の千草華やぐ初釜の席
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只野ハル
プチプチで窓を覆いて包み込むひとりの部屋のひとりの温み
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