うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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浅草大将
噛み締めて蜜より甘きあぢ群の通ふ想ひをいかで消すべき
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浅草大将
朝焼に吹く日夢見て磨いてたトランペットも今は錆びつき
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奥山敬太
夢でみた楕円に全て貝想うオイディプス王もまどろみ始め
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奥山敬太
僕がもし一人宇宙に行くときは君のあいづち録音していく
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奥山敬太
生ゴミの中で蠢く花びらの地獄の唄が聞こえる 兄よ
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ほたる
制服の胸元に見えたこのほくろ今も変らずここにあるのに
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詠み人知らず
鳥居から先に見えるは全て海 安康を喰う茨城の果て
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リンダ
役割の分担決めるうちのねこ餌は爺じで婆ばは散歩
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リンダ
屈折を秘めているのがばれぬよう濁りなき石むねを飾りぬ
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紫苑
侘助の花首闇にほつほつと白く沈める冬の葬列
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平 美盛
湯船にて 今日一日を 振り返り 深きため息 湯気に消えゆく
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まるたまる
一つだけ信じる愛があるのなら息子が今日まで注いでくれた
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大河千紋
屈斜路の寂とたゆたふ十六夜の凍ばれて咲くや霜の華々
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まるたまる
肌と肌密着させて隙間などできない程に抱きしめて、今。
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トーヤ
契約の更新間近です手続き願います 免許
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リンダ
川柳に転向したら？の声多く乙女のはずがお局となり
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トーヤ
「頑張って頑張りすぎちゃいけないよ」頬を緩める音が伝える
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螢子
カタンという音して気付く赤きポストずっとそこに居た我の三百日
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トーヤ
ガラス窓差し込んでくるオレンジがわずかずつでも長く見られて
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螢子
女として生きたしと思ふ我がいて神は母として生きろと言へり
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