うたの一覧
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卯月
中国の友と日本のわたくしと何故にメールは英語であるか
1
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捨丸
あの人が 五月に 京都で逢おうねと 嬉しい知らせ 手帳に書きこむ
3
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捨丸
茶をすすり 煙くゆらし 夜の闇 歌をひねりて 一人まどろむ
3
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久地宗吾
朝がつらい?そりゃそうさもうはればれとした目覚めなど二度とこないさ
1
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捨丸
愛用の火鉢を仕舞う仕舞わない 悩める春の夜の冷え込み
1
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捨丸
咲く八重の椿に見惚れ手を伸ばす 少し早めの花盗人哉
6
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捨丸
木に春と書いてつばきの咲く頃と 思いて近くの公園へ行く
8
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久地宗吾
腕時計、ライター、手帳、眼鏡、ペン、ひとりの今日はものとたわむる
5
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揚巻
願わくはほめてもらおと思わずにただ咲くために咲くあきさくら
6
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久地宗吾
根津でしたか椅子がふたつかみっつだけ行きましたかあの妙な喫茶店
6
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島祝
から金に頼めぬ維新の願掛けしさいごの神輿も崩る城山
9
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ゆら
一句二句積み重ねていく三句もう覚えきれない程に愛して
2
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なむ
見も知らぬ君の旦那の痕跡に挨拶 口付け お借りしてます
2
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まるたまる
禁断の果実を食べたその罰は一生続く禁断症状
8
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山桃
山影も霧に呑まれて天上の夜は地を這い街を包めり
11
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笑能子
舞姫の陰口肴の人ありてそれ討つ人も根は同じなる
2
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恋花
文才がある人を見て恨みつつアールグレイが冷たく香る
4
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芳立
友はみなうがひ薬の味といふ恋あまやかのチンザノロッソ
8
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ゆら
珈琲の歌を詠みたい テーブルに白いカップを置かれたもので
6
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向日葵
この羽が織りあがったら行く宛をなくした想いにくくって飛ばす
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