うたの一覧
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まるたまる
セキララなわたくしたちの告白は内密にしてドトールの椅子
18
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真央顕真
くもり空 涙してなお探しつつ いつも傍らに 隠れているはず
2
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真央顕真
動物なら にっこりほほ笑み ポーズする あなたの優しさ 誇りに思う
1
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只野ハル
時空を超えてゆくSFを読みながら逃れられない朝が来る
6
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トーヤ
選ばれぬ悲しみのなか深海に純白の服染まることなく
6
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只野ハル
血液検査の前夜冷蔵庫に絶飲絶食の貼り紙をする
0
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只野ハル
防水パックの中の夕刊と滲んだダイレクトメールを見る
1
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トーヤ
幻想の王国へさあ旅立とう友達の手に導かれつつ
3
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螢子
チュチュといふ名のミニ薔薇はひらひらと花びら揺らすケータイの中
8
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只野ハル
透水性舗装から滲み出すほどの涙が溢れているのだろう
2
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螢子
車中より愛娘と眺める満開の薔薇は揺れをり我らをまねく
9
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螢子
一日中降ったり止んだり今日の雨土に浸み込む間もなきままに
5
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只野ハル
扇風機は空気を送り出しつつ進まぬ理由を考えている
1
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螢子
うたのわのうたに夏至だと気づいては君なき夜の長さを思ふ
13
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栞
ただひとり、わたしを想うひとなくとも ただひとりではないから、生きる
4
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詠み人知らず
この薬ちゃんと効いているのか 疑い眺める錠剤カプセル計四つ
0
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まるたまる
青ピンクむらさき色に変わりゆく紫陽花色の夏至の日没
13
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ふきのとう
しゃぼん玉空に飛ばせば手を伸ばしはしゃぐ子らに七色に光る
4
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詠み人知らず
父の日に贈りし黄色の花束に 歓喜の声の母に涙する
0
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まるむん
走り出す自転車どこに行くのかも決めずに進む梅雨の晴れ間は
3
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