うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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澤木淳枝
お回忌が 吾子の節目に 重なりて かくれたる君 慈悲を知らされ
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水島寒月
夜半の雨をねぐらに憩う生きものよ進化の過程遡るべし
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笑能子
待つならば紙縒りの一つも縒って待つ奔れる人への一礼として
1
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捨丸
燃えるゴミ捨てて忘れる日々の憂さ 夏越の朝の祓いをぞする
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水島寒月
低く飛んで紋白蝶の止まりなばしろつめ草は束の間と揺る
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やながわ亜弥。
血液をサパテアードが走る時生きて活きて手 空気を印す
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芳立
ああ誰か駒野を笑へこんなとき慰めなんて苦しいだけだ
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ムラサキセロリ
コスモスは夏の弔い思い出という名の夢に捧ぐ純潔
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芳立
かくも佳き試合なりけり敗るればかくも悔しき試合なりけり
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ムラサキセロリ
もういいよって言われたいだけゲヘナの門を彷徨うわたしはくらげ
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平 美盛
紅色に 青空染めて 陽が落ちる 伸びたる影が 闇を広げる
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聴雨
黄昏の君がそびらに負ふ影も遠き眼もうつくしきかな
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薫智
汗をかき帰り着いての一時でアイスが美味い生き返ってく
10
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若楓
久し振り涙を絞る寂しさを運河に捨てて雲を見上げる
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卯月
結末に気付いていてもわたくしはきっとあなたに出会おうとする
8
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櫻日 誠
絶望の淵にいた我助けるわ強きまなこ強き体躯
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芳立
家路なる車にわれは君が代をプレトリアよりきけば熱しも
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聴雨
月影の白くさしこむ枕辺に青き想ひはあふれてにじむ
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浅草大将
我が恋は駅構内のたちそばの実の無けくにぞなみだ啜らむ
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リンダ
いつまでも猜疑心だけ浮かぶくせ笑い声には泣きそうになる
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