うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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螢子
真夏日も薔薇はつぎつぎ蕾つけ秋を夢見て摘蕾さるる
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薫智
只一つ終わった恋に望むなら君に幸あれただそれだけで
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聴雨
蜩に夕げの支度の手を止めて去りゆく夏をともに惜しまむ
18
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螢子
海育ちクロールできずイカ泳ぎ平泳ぎして不器用な恋
11
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庭鳥
真っ黒なあなたの髪にちらちらと白い花咲くさまを見つめる
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佐々一竹
水を飲み水を浴びても躯より発する熱は癒えることなし
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芳立
身を焼けるひと日は暮れて立待の月のあかきになほ焦がれつつ
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浅草大将
谷川の暑かはしとて人はなくひねもす渡るひぐらしの声
12
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やねうらねこ
鰆焼く夕餉の煙ゆふぐれに光のスープかき混ぜてゐる
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薫智
この恋がハッピーエンドじゃなくっても諦めないし嘘はつけない
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日央
水音に添えて聞ける空の華 ドンドンバーン パララ パチパチ
5
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日央
夏の日の何を眺めむ 鬼百合の咲きたる様を見ずに過ぎつつ
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日央
仄々と燻り続く紙縒り先に付きたる丸い火の球
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只野ハル
ディアミスターノーホェアマンテルミーザウェイトゥユァノーホェアプレイス
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只野ハル
ブルーアイズクライングインザレイン次はオンザロードアゲインね
5
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只野ハル
草に埋れた古いトラックのラジオからカントリーが流れる街
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只野ハル
陽当りの良い部屋ひとり素麺を茹で啜る君あの日のままで？
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只野ハル
窓の外たったひとつの白い月見上げ異星に仮住まいする
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あらやしき
ビール飲み汗噴き出して騒いだら何かを成した気になっている
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あらやしき
美しい骨を軋ませあの人が整髪料の話をしてる
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