うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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詠み人知らず
畦道の 冷たき水に 過去を見る ザリガニ釣った 夜のスルメで
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830
若牛蒡楽しみにして持ち帰るあらやっちゃったお揚げ買うのを
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水仙
夏をよぶ尾長の聲のけたたまし然れど懷かし汝が羽の青
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へし切
澄みわたる空は青々 野辺みれば 菜花は染める彼の国の色
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詠み人知らず
番号の 書かれた紙を 握りしめ 桜風吹く 若し喜び
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時計台
よみがへる神経組織の如くにや メタセコイアに早緑萠え出づ
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舞
ウクライナいくさによりて転生すごとくに来れる人安らかに
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宝ノ木
因縁を つけし惡童 法螺信じ 惡し扱ひ 何故我が受く
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び わ
チューリップ黄色い花と緑の葉スマホに収め繰り返し観る
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草木藍
早起きのイソヒヨドリの歌声を白み始めた空に聞く春
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茂作
お品書き見ながら食べる旅の宿 今日は格上げ本もの麥酒
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詠み人知らず
春桜 舞い散る花を 稚児が追い あんよ拙い 無邪気な笑顔
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横井 信
静かなる春の社の葉桜にツバメを追って玉砂利を踏む
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夕夏
ふかしんのじょうやくやぶるたちばとはかわらぬやしんかこのじったい
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此君
錆びざらん水をぞ思ふ極楽の水をぞ思ふその水上よ
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此君
立たせ給ふ地蔵菩薩の御手にあるその香ゆかしき欝金香かな
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此君
天上のその楽の音やなかるめる楽の沈黙ぞをかしかるらん
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此君
箏や筐や笛やうるはし音もなし御手やはらかにやをらそのかげ
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夕夏
せいとうなぼうえいだとてかてなきゃいみもないたたかいとなりはてる
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滝川昌之
葉と花と同時に点けて山桜 風一陣にほら万華鏡
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