うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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千映２
枝垂れてる桜の花は物言わず主の帰りを楚々と待ちわび
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千映２
新生姜皮こそげる掌に春の香りが沁み込んでいく
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滝川昌之
枝中にわんぱく力士のミニ銀杏 春のイチョウは発揮揚々
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ハーコット
つかの間の暇に珈琲ひとすすり日記がわりの歌詠みながら
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詠み人知らず
祖父亡くし 棺を覗く 祖母の手に 涙が落ちる 最後の本音
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ささき
「月が綺麗」思わせぶりに呟いて君に微笑む私は狸
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時計台
藤棚にたゆたふ花房ゆらゆらと 卯月の風を吹き流しをり
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なりあきら
朝露で 若葉が光る キラキラと 心も躍る 雨上がりかな
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詠み人知らず
人生を 左右できるは 己のみ 舵を渡すな 揺らぐことなく
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舞
ささやかな灯りを守りひとの世に泡沫として生まれ消えゆく
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び わ
検診で行動記録一日の吾が身いろいろ訴えており
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茂作
土の香や初竹の子の竝べられ 掘りし人の名見比べる朝
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ＫＥＮ
水引きを 乞ひ飜る 燕 今朝の遲霜 立ち上る田面
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おちふう
ふらふらと歩く平均台の上くらくらさ迷う腕と心と
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詠み人知らず
去りし者 追わず流して 旅にでて 追いし者には 苦労を語る
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横井 信
堤防に青葉の映える雨の跡今日はゆっくり階段を踏む
7
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雪乃まり
咲き乱る桜の雄姿見上げおり十八なる日の娘見るよう
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うすべに
新緑と競ううすべに山桜 みじかい春をひとり言祝ぐ
5
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詠み人知らず
握る手の 優しさ返し 握りしめ 恥らい隠す 月夜の真下
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滝川昌之
ツツジ咲く頃には会える子の帰省かなわず過ぎてまた躑躅咲く
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