うたの一覧
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恣翁
薄き粥 その面に映る 逆さまの 青き山並み 我は愛せむ
26
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栞
ちらちらと舞い散る雪を見上げればふたりの想い出舞い上がってく
9
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栞
「ひさしぶり」頭に雪を積もらせたきみが笑えばかなしみ溶ける
7
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栞
夜が明けて積もった雪も昨晩の幸せもチョコも溶けてしまった
5
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詠み人知らず
いつだって出した答えは正しいと限らないけど並んで歩く
4
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横雲
夜深み幾重名残の雪舞へば想ひのかぎり伝へたきかな
5
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きりあ
横抱きした教科書一冊が青い実の証だった十代の頃
5
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佐々一竹
薄化粧きえてなくなる束の間に君といっしょに未来を語る
8
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佐々一竹
赦される赦されないの境目はこの珈琲が美味いかどうか
4
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佐々一竹
隣家から雨戸をあける音がしてぼくは再び仮面をつける
9
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犬飼信吾
青すぎる空が憎くてうつむいた 僕の影を踏む蟻の行列
6
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犬飼信吾
口笛を吹けない僕が主役のロードムービー 「あしたはどっち?」
2
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芳立
冬なほもなごりとどむる晴れ空に雪解しづくの音ぞうるほふ
13
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ちとせ
はちくいはとんでひにいるあかいとり かじとけんかとこいのはなばな
2
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詠み人知らず
切なさをスライスしたら透明な鱗になって落ちてきたんだ
4
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薫智
積もりゆく雪は晴れ間にとけてゆく暖かいのに名残惜しくて
10
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詠み人知らず
耳当ててごらんよ潮鳴りが聞こえる本の栞の挟まるページ
4
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薫智
こんな僕見つめてくれる君がいてとても不思議なミステリーです
8
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薫智
謝って過ち認め謝ってただひたすらに頭をさげて
5
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詠み人知らず
春風を呼ぶ日だまりで髪を編む幼き子等のはしゃぐ声して
5
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