うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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凌霄花
瑞々し若人の短歌感性に嫉妬にも似た距離感覚ゆ
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へし切
冬枯れて 杉木は黙し立ち居りぬ 荒れにし春の跡も知らずに
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夕夏
えれべーたしゃふとにおもりつりあげてはつでんりょうのちくでんをする
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夕夏
せんれいがのくちぐせにはねずみこうどろなわほうのじっせきがあり
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夕夏
とういつのひょうぶんぱいがされなくてりっこうほさえやめるひょうでん
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夕夏
にたようなせんどうざいがほうりつにさだめあるのにせんのうざいは
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虹岡思惟造
葱の先飛び出すリュック背負ひたるビジネスコートのバスの乘客
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虹岡思惟造
禪寺の庭に居竝ぶ羅漢像 日向ぼこせり勝手氣ままに
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舞
雪曇り酔いて彷徨う迷い人有るや無きやの月を探して
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Aquarius
名曲をドブに捨てたるアイドルに贅沢過ぎた黄金の日々
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び わ
新しく図書館見つけ有難く希望の本が勢ぞろいして
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詠み人知らず
太陽が隠れてしまえば真実の宙どこまでもそして静寂
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茂作
わびしさを少し分け合ふ友もなし 蟲の音ばかり聞こゆ秋の夜
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只野ハル
月と星ただ空にあるそれだけだ物語りなど作らないでよ
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横井 信
いつまでも枝にとどまる柿の実にそっとささやく北風の声
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奥月汀
くちもとに富士の碧をちりばめて老いたる絵師は煙草を燻らす
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奥月汀
「陰口は飾りなのよね」マドンナのボトルに煌めくラインストーン
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虹岡思惟造
ルーティンをやつてジンクス驗担ぎ最後に念入れ神佛頼み
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あゆか
富士山のふもとの水は世界一長旅をしてわたしのもとへ
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虹岡思惟造
旅客機の窓より眺む不二の山雲間を拔けて孤峰屹然
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