カテゴリー: その他

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詠み人:

敦希

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私が花を贈るのは舞台がはねて称え労うか、床臥すを見舞うくらいだ。どちらもコロナ以降は機会もない。生花店でPOPが目に留まり重陽の節句を知る。白い菊は今年急逝した上司の柩を思い出して一瞬体が強ばる。

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令和五年九月五日
奉る他に吾が花求むるは  氣の荒ぶるか懷の富む