うたの一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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広葉樹
北風を六甲おろしと呼ぶ頃にしぼる新酒の汗 寒造り
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トウジさん
みな同じ紅色の花芽春を待つ色香を競う秘めた個性で
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へし切
爺ちゃんは 只々、祈る孫のこと 早く元気にまた遊ぼうと
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夕夏
そしきとしてかけたるしょしんのさだめほうてきこんきょとしてしるべし
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夕夏
ちょうさぼもきぼうのとおりあんけーとゆうどうてきなこうもくならべ
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夕夏
そうさけんをほうきするけいさつなどむようとおもうすぎたることも
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なりあきら
襟立てて 足早に行く 冬の朝 遠い空には ありあけの月
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秋日好
初雪を眺めもせずに寝室に籠り日本のミステリを読む
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夕夏
かわせあるげんきんつうかかわせないあんごうしさんぶんさんできず
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夕夏
ぴーなつにあんごうしさんにているかねときいてみたいなつねおもう
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舞
初雪があなたの肩へ積もりゆく払いてやろか口に入れよか
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び わ
庭手入れ幼き木々も見逃さず妻精魂を注いで育て
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茂作
暮れなづむ空に冬めく月出でて からす三つ四つ鳴きて渡れり
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横井 信
ただ前をじっと見つめて道行けば遠くに望む白い富士山
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横井 信
一歩ずつ辿った道を振り返り沈む夕陽を見送る散歩
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草木藍
厳冬に育む命母の手に戦禍の中にエヴァといふ希望
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ＫＥＮ
永らへて 乾ぶ眼に 差し込みぬ 夕陽彩る 安逹太良の雪
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原磯絵馬
蜘蛛も僕も四六時中を生きるのに朝は殺すな夜は生かすな
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うすべに
かたむいた陽ざしうららか 遠い目で落ち葉にうもれたベンチのふたり
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滝川昌之
君らだけ冬陽浴びてもはね返す銀杏の並木と敷く落ち葉たち
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